「出会い」がこれから大きな産業になるのではないかという予感
もう新学期ですね。
みなさまはお変わりないでしょうか?
自分のほうはだいぶ変わって、最近はマッチング系のサービスの会社と仕事しています。
マッチングサービスとは?
昔は「出会い系サイト」みたいなものが流行りましたよね。
ろくでもない男とろくでもない女がくっついてガチャガチャやるようなサイトです。
架空の美少女で釣って、チャットで男にお金を支払わせる「サクラ」が職業になるくらい、裏の世界では賑わっていました。
現在の、「出会い系」ではなく「マッチング」と言われるようになったサービスは、そのようなものとは違って、普通に男女が会えるようなものになっているのですね。
Facebookや女性誌など、女性がよく見るような媒体で広告を出して、普通の女性が普通に使っているレベルです。
普通の女性が使えば、彼女たちと会いたい普通の男性も使うわけで、まあ一大産業になるわけです。
例えば以下のようなデータを見てください。
5 facts about online dating | Pew Research Center
日本より進んでいるアメリカは、よりネットでの出会いが当たり前のものになっています。
まあよく考えれば、バイトで出会うのも仕事で出会うのもネットで出会うもの、そんなに変わらないですよね。
すでにマッチングはレッドオーシャン
ブログのタイトルに「出会いがこれから大きな産業になる」と書きましたが、すでになってます。ていうか、現状でかなりのレッドオーシャンです。
もう色んな会社が参入しているし、すでに大手は強いですね。
ただ、これから色々とやりようはあると思っていますよ。まだ解決していない課題ばっかりですからね。
恋愛市場の男女差が露骨に出る
ちなみに、ほとんどのマッチングサービスでは、女性は無料で、男性が月額4000円くらい払います。
サービス運営側からすれば、女性は来てもらえるだけでありがたくて、供給過多である男性に金を出させようとするのですね。
この「差」を考えるのであれば、男性が女性に食事代をおごることくらい、当然かもしれないですね。
男女平等思想によって「男」と「女」から自由になったはずの我々ですが、自由になったことで、より明確な形で「男女差」を突きつけられたみたいですね。
他の「街コン」などのサービスにしても、女性はものすごく安くて、男性は高いですからね。まあそんなもんです。
マッチングアプリには「運命」が足りない
日本でまだそこまでネットでの出会いが流行らない理由って、やっぱり、何かしら運命的な出会いをみんなが求めてるからだと思うんですよね。
ネットで自主的に異性を探すと「運命」ではなく、たまたま同じ学校とかサークルだったら「運命」がある、みたいな。
だから、これからのマッチングサービスは、人々がネットでの出会いに「運命」を感じられるようになる演出が必要だと思いますよ。
そういうところに、私はチャンスがあると思っています。
まあ、そんな感じで現状報告です。
暖かくなってきましたが、季節の変わり目は風邪をひきやすいので、みなさまお気をつけくださいませ。